こんにちは。順番をぶっちぎりました。上田です。

さて、漫画の話はさておき、もうすぐライブです。どうやら新体制初のライブに向けて、危うく暗礁に乗り上げる所だったold led lambはぎりぎりで生還出来そうです。

じゃあ、漫画の話です。
僕の中で、最初に夢中になった漫画、と言うものがあります。誰しもありますね。
それが、週刊少年ジャンプで連載されていた、藤崎竜の『封神演義』です。
この人の漫画にはどこかニッチな魅力があって、捻くれた子供だった僕には、この捻くれたセンスが堪らなくツボだったのです。

中国古典文学であった、同名の作品をベースに、大きく少年漫画向けにアレンジされたこの作品は、いまだにファンの方が沢山いるんじゃないでしょうか。
ストーリーは破綻せず、完璧に完結する事が出来たジャンプ作品は、ここ最近は見かけませんが、この作品はまさにそれで、伏線も完璧に回収し、落とし所も最高で、読後感の清々しさったらないです。

主人公なのに、真剣に闘いに身を投じず、知謀と策略と怠惰な態度で敵をいなして行く、ジジイ言葉の太公望。
圧倒的な実力を持ち、太公望をも凌ぐ策略家で、セクシー。どこか憎めない、最大のライバルであり、ヒロインの妲己ちゃん。
太公望の乗り物で、ムーミンみたいな見た目の四不象(スープーシャン)
などなど。
膨大なキャラクター全てに思い入れがあります。崑崙十二仙とか、竜吉公主とか、文王姫昌とか、竜吉公主とか、薪売りとかね。

初期の絵柄は、それまで藤崎竜の連載作だった、ドラマチックアイロニーなんかとは少し路線を変更し、より少年漫画的な絵柄でスタートしました。
次第に絵柄も変わって行き、スマートで、癖の強い絵柄に変化しました。
更に後期になって来ると、トーン使いがグラデーションを作るように画面一杯に広がり、空間的な広がりを演出するようになります。
この変化はストーリーが大きくなって行く中で、最高の効果を発揮していました。最終決戦や、仙界大戦編などは完全版で是非一度みてほしいです。
やる気のなさそうな太公望が超かっこいいですよ。

なんだかだらだらとやってしまいましたが、『封神演義』はオススメ中のオススメです。
7月はライブが2本。僕と『封神演義』の話をする機会は7月は2回です。
7/15下北沢モナレコードでは、VJを迎えてやります。きっと楽しいので是非。


さて、ブログは通常営業に戻ります戻るはず。
次は最近寝癖が気になるドラムの坂本さんです!たぶん。



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